千葉市美術館にて美エイジング®︎協会のコラージュ・ワークショップ開講
美エイジング®︎協会では、2020年7月に千葉市美術館拡張リニューアルオープンにともない新設された「ワークショップルーム」にて、11月29日にワークショップを開講しました。
コロナ禍にあって様々な変更と対策のもとにワークショップの開講、同館ワークショップルームを使用しての本来のワークショップは初の開催となり、「場」としての目的が動き始めたと言えるかもしれません。
先の見えない状況が続く今だからこそ、ワークショップにおける場のつくりかた・集いかたについて試行した実践レポートです。
千葉市美術館・旧講座室にて、美エイジング®︎協会では2011年よりワークショップを開講。
縁あるスペースがワークショップルームとして生まれ変わり、美術館ワークショップパートナーとして、アートセラピーによるコラージュを参加・体験型のワークショップを開催しました。
コロナ禍において際立つワークショップ構成・美術館において
美エイジング®︎協会のワークショップにご参加の方々には、特に医療・教育・心理の専門家が多いことも特徴です。
2011年当時より千葉市美術館で開講のワークショップから継続でのご参加や、コロナ禍にあるからこそ「自分自身と向き合う時間を創りたい」、「頭の中をスッキリさせるような、アート表現を学びたい」という方が多く見受けられました。
参加者の方々との交流も広がる中で、コラボレーションにて新たなワークショップも誕生するなど、美エイジング®︎協会では構築と進化を日々続けています。
コロナ禍の美術館「コロナ対策」ソーシャルディスタンス
コロナ禍での美エイジング®︎協会のアートセラピー・ワークショップは、約100名収容という広いスペースのワークショップルームにて開講されました。
長机1台におひとりずつ、さらに互い違いに着席いただき、机同士の両サイドの通路スペースもたっぷりとり、余裕あるスペースを前方後方にも設けました。
講師(美エイジング®︎協会代表・桜井)は、透明アクリル素材の厚みのある使い捨てマスクも着用、ファシリテーターとして皆さまに語りかける場面もありますが、写真で見る限りは透明度も高いようでした。
参加者全員マスク着用のワークショップでは、ご質問やご感想などの声はご自分のお席にて、大声を出さずにマイクを通して伝えていただきました。
美術館による室内空調はホール状のワークショップルームの前後のドアと窓も開放しつつ暖房を入れるという配慮もなされました。
コロナ禍の美術館で生まれるアート作品「コラージュ」、コミュニケーション力を広げる色彩表現
美術館でのワークショップでは「密」に気をつけ、広々としたスペースを活かしながら「コラージュ」制作を開講しました。
コラージュの制作は初めての方が多い中、色彩も全体的に明るく・力強さもあり・自己肯定感を高めてくれる素敵な作品が生まれました。
グループごとのシェア(参加者の作品によるアート鑑賞・意見交換の時間)ではワークショップルームの四隅に分かれてソーシャルディスタンスをとり、ホールのようなスペースを活用しました。
マスク越しであっても、アート制作後の高揚した気持ちに後押しをされるように、初対面の方々でも積極的なコミュニケーションが交わされました。
コロナ禍での対応力・美術館ワークショップの企画
コロナ禍での美術館と美エイジング®︎協会共同開講のワークショップ事例として、オンラインワークショップをzoomによる美術館からの配信の場合もあります。
千葉市美術館所蔵の伊藤若冲『鸚鵡図』を美エイジング®︎協会にて塗り絵デザイン化し、コロナの問題が発生する以前に企画したプログラムのため、通常のオフラインからオンライン・ワークショップに変更となりました。
コロナ禍では、思いがけない変更や制約も出てきますが、美エイジング®︎協会では臨機応変に企画内容へのご提案と新たな試みを続けています。
伊藤若冲『鸚鵡図』塗り絵オンラインワークショップ(前回開講ワークショップレポート)
アートのワークショップの対応力
美エイジング®︎協会は専門家集団によるプロジェクト制のもと、千葉市美術館ワークショップパートナーとして年間を通してアートを心理面から健康につなげる効果のあるワークショップの企画をご提案、開講しています。
40歳以上の成熟した世代の健康・美容に心理面から、より早く・確かな気づきや加齢を受け止め、自分らしさで人生を彩ることを理念としています。
そのアプローチにはツールとして「アート」を媒介に、2008年よりスタート、千葉市と東京千代田区・九段下を拠点に2,000名以上の方の声を聴いています。